2012年10月29日月曜日

何が便利で何が不便か


私の家にはガスコンロがある。しかもオーブン付きの。
でも電気が結構安定しているので(停電時もソーラー発電があるから)私は持参の電気コンロを使って料理をしているんだけど、ステイしている家族はいつも外で薪と炭を使って料理をしている。


(左の方がお庭のキッチン。屋根付き)
なんで、ガスを使わないんだろう。
火を起こさなくていいし、薪を使わないから薪集めしなくていいし、
ラクなんじゃないか。
最初は最近のガス不足が原因かと思ったんだけど、どうもそれだけではない模様。

洗濯だってもちろん全部手洗い。子ども2人いれて9人分の洗濯物を毎日手洗いだなんて、結構大変どころじゃない。


(家族の洗濯物がずらーっと並ぶ。)


確かに水は懸念事項の一つで、断水が多い(というか来てからまだ一回も水道が使えていない)からタンクの水を使わなきゃいけなくて、たくさん水を使ってしまうからかもしれない。
それでも私の家はとても裕福な方だから、おそらく洗濯機だって買えないことはないと思うんだけど。


でもここで生活してみて一週間ちょっと。

私にとって便利なことが必ずしもウガンダの人にとっての便利とは限らないんじゃないかと思った。
ガスや電気での調理は手早く簡単だけど、薪で料理したマトケ(調理用バナナ)やポショ(トウモロコシ粉をお湯で練ったもの)にはかなわないし、1枚1枚洗濯ものを手洗いしてたら、ちゃんと大切に着ようと思う。

そして料理や洗濯をしている最中に、家族とたわいのない会話ができるのがとてもプライスレスな気がする。

今日もお昼頃に雨が降るかな〜とか
ターキーの子どもの成長具合とか
どの果物がいまシーズンかとか。

もし長屋に住んでいたら料理もご近所とこうやってつるみながらやるし、
水汲みを井戸や川までしていたら、洗濯も井戸や川の近くで井戸端会議をしながらするんだろうな。


やっぱりここはアフリカで、いろんなことに時間が必要だけれど
「生きること」にしっかりと時間をかけて
「待つ」ことを厭わなければ

とても充実した毎日を送れるみたいです

(フードがばっちりきまってる笑)

2012年10月21日日曜日

デスパッチ!

1017日から、新居に移りました!
首都カンパラから車で約4時間半、任地ムバレにやってきました。
道すがら、お茶畑、サトウキビ畑、トウモロコシ畑が一面に広がっていて、
アフリカとは思えぬ景色。さすがアフリカの真珠ウガンダ。
途中、エコツーリズムが有名なマビラ森林保護区を抜けて、
ナイルの源流が走るジンジャを通過してやっと辿りついた。
ムバレは小さいながらも活気溢れる町。
そして町からでもンココンジェル山が見える。
エルゴン山やシピ滝とか観光地も近いから外国人も多い。
プール付きの豪華ホテルもあったり…!



ケニアの国境にも近いから、大きなトラックも多いけれど
それでもカンパラよりは空気が美味しい。

そして家も快適。
到着時、部屋ではヤモリが迎えてくれて、
次の日の朝、鶏の鳴き声で起きて、
窓の外を見れば七面鳥がいて、

歯磨きから戻ってきたら猫がベッドの下から威嚇してきて、
水汲みにいったら犬たちに歓迎されて、
私がこぼした水をアヒルが飲んでいる。
あとヤギと牛と豚と子豚と、
そして温かいウガンダ人ファミリーのいるお家です。
そうそう、初めての一人暮らしを覚悟してたらホームスティで!
でも料理、掃除、洗濯はセパレートだからルームシェアみたいな。
電気はあるけれど、なぜかひと月近く断水で外のタンクから水を汲んで使う。
水道が出ないのは不便ではあるけれど、別に苦ではないなぁ。
毎日水浴びだけど、そんなに寒くもないし、かといって寝苦しい暑さもなく、ずいぶん暮らしやすいところ。

人も楽しくて、ギス語で挨拶するとすごくウケる。
ギス語はギス族の言葉で、マサバ語とも言うんだけれどマサバは先祖の名前から来ているらしい。
まだまだ謎が多いけれど、ギス語は響きがとってもかわいい!

こんにちは…ムレンベ
元気?…ウリエナ?
元気!…ブーライ
ありがとう…ワニャラ
お会いできて嬉しいです…ナサニュヒレ フフボナ

でもギス語を話さない人もいて、ウガンダで主流なガンダ語か英語が多くの人に通じる模様。あとスワヒリ語と、アラビア語を話す人も少しいる!
なんてマルチリンガル〜
二年間、ここで過ごせるのは光栄なこと!

あしたからいよいよお仕事始まります。
ドキドキわくわく頑張ります!


2012年10月7日日曜日

Independence Day


10/9はウガンダの独立記念日。

とても運がいいことに、今年は独立50周年!
先週くらいから、街中で着々と準備が進んでる。
そして何より、警察の数が一気に増えた。
銃も持ってるからちょっと物騒だけど、道を聞いたら笑顔で教えてくれる。
少し緊迫した雰囲気もあるけれど、一般の人たちは独立記念日を楽しく祝う模様。
独立記念日当日はNational Holidayでお休みだから、ちょっと楽しみ。


そしてこのまえ、歩いていたら独立記念を祝う音楽のプロモーションビデオみたいなのを撮ってた!


歌もダンスもすごくかっこよくて!後日テレビで少し流れていたみたい。
このときウガンダ人のディレクターっぽい人と話していたら、
「日本の独立記念日はいつ?」って聞かれて、
「日本には独立記念日はないんだよ」って言ったら、すごく驚かれた。

確かにアフリカの多くの国がヨーロッパからの支配を受けていたから、独立記念日がない国はすごく珍しいんだろうな。

ウガンダに来たものの首都はすごく都会で、日本とあまり変わらない生活ができていたけど、
こんなところでカルチャーショックを感じたのでした。