最近ちょこちょこ顔を出す小学校で、きのう、なんとも珍しいことにムズング(外国人)に出会いました!
イングランドから来たローリーは、この小学校で2か月間のボランティアをするそう。
任地で、わたし以外の外国人はほとんどいないなか、なんとも嬉しい出会いなのでした。
夢中になって長椅子に座っていろいろ話していたら、一人のウガンダ人が
” Can
you extend a bit? ”と一言。
“ Ok~ ”とわたしは思ったけれど、英語ネイティブの彼女が
” What does it mean? (それってどういう意味なの?) ”と質問。
そういえば1年前、こんな戸惑いも多かった…と今になって思ったり。
extend は辞書で引くと、「引き伸ばす」や「広げる」という意味なので、こんなシチュエーションで言われると「一体何を伸ばすの?」って感じなのだけれど、つまりは「ちょっとつめて」ということ。
こんなウガンダ英語はじつはたくさんあって、例えば
Let me come. (ちょっと行ってくる、すぐ戻ってくるよ)
You are lost! (久しぶり〜しばらく見なかったね!) など。
あと文法を無視した
How is you? (= How are you?)
You called who? ( =What’s your name? の意)
You called who? ( =What’s your name? の意)
なんてのもよく聞いたりする。
はじめは「???」だったけれど、今ではネイティブ相手に使ってしまって自分も相手も戸惑うくらい、すっかりわたしにも定着してしまった。
そんなこんなで英語力が伸びたとはとても言えないのだけれど、彼らの言い回しを使えたり理解できたりするほうが、なんだか溶け込めたかんじがする。
こんなウガンダ英語が生まれるのも、やっぱり母語にあたるガンダ語やわたしの地域のマサバ語の文法と言い回しに引っ張られているからで、にもかかわらず英語がローカルなレベルまで浸透しているのは、しみじみすごいなぁと思う。
その背景には、部族ごとに全く異なる言語を話すという、日本では考えられないような理由があるわけだけれど、幼い子どもからおじいちゃんやおばあちゃんと呼べるような年齢の人とでも、英語で意思疎通が図れることは、なんだか感慨深いところがある。もちろん話せない人もなかにはいるのだけれど。
簡単な英語だったら分かるお米農家のおじいさん一家
そうは言っても、ウガンダ英語はやっぱりウガンダ人にしか通用しないわけで、ローリーとの会話でしっかり英語力をextendしていきたいところ!