最近、日本でもウガンダのニュースが取り上げられたかもしれない。
欧米のメディアでは、ものすごく叩かれているウガンダ。
というのもつい先月、ウガンダの同性愛者に対して厳罰化が決定されたから。
同性愛が発覚した場合、懲役14年から終身刑が科せられる。
世界的に見ると、同性愛を許容する方向へむかっているようだけれど、ここではまるで正反対のベクトルにむかっている。
わたしは同性愛者ではないけれど、同性愛者の友人がいるし、そして彼ら彼女らの苦悩を完全ではないにしろ知っているから、この法律には異議を唱えたい。
どんな人を愛するかは自由であるべきことだし、国家がそれに対してとやかく言うことはできないと思う。
けれどもそれと同時に、「同性愛」という考え方が全く、完全に、受け入れられない世界がある、ということも忘れたくない。
ここ、ウガンダのように。
ここでは欧米諸国がなんと言おうと、同性愛者に対する嫌悪が草の根レベルである。それはもう、ちょっとやそっとじゃ拭い去れないくらい根深く。
たしかに、法律を作ってまで規制するのはあんまりだ。終身刑もひどすぎる。
けれども、この出来事に対する欧米諸国の反応が、いかにも「これだから途上国は遅れている」的な立ち位置で、きっとウガンダ人たちはそれに大きくプライドを傷つけられてしまったんだと思う。
わたしも、欧米諸国も、そういう世界があるんだって認めることが必要な気がする。同性愛を規制することが野蛮であるとか、教育が足りないとかではなくて、そういう価値観もこの世の中にはあるんだってことを。
きょう、なぜか同僚と農家さんと、作業しながら白熱した議論をもたらしたテーマなのでした。
そして作業の最中、またしてもハリネズミのハリだけを発見。前回来たときもあったんだけど!
彼いわく体は何かに食べられちゃったとか。でもこんなにきれいに食べることできるの?!しかもハリネズミを食べる動物ってなに?!なぞは深まるばかり。