2012年11月30日金曜日

お転婆ノーラ




6歳のノーラはギムイ氏のお姉ちゃん。
私は彼女のおかげで「おてんば: tomboy」という単語を覚えました。
ほんとに筋金入りのおてんばガール。

彼女の口癖が
You see! (見て見て!)」で
見てみると







           仕込み中のブセラを口にぬりたくったり 



              廊下をとうせんぼしたり



                火遊びしたりしてる。



でも大抵このあと誰か(ママだったりホストシスターだったり使用人のお兄ちゃん・お姉ちゃんだったり)に見つかって、こっぴどく怒られる。
(そして真似したい盛りのギムイも真似して一緒に怒られる笑)

しかもその怒られ方がすごい。
「ノーラ、なにやってるのー!」って怒鳴られるくらいならいい方で
木の枝を鞭みたいにして叩いたりもする。
だからノーラは必至に逃げるんだけど
結局捕まってやっぱり怒られる。

うちだけでなく、ウガンダではおそらく子どもの躾が結構厳しい。
今日も家に帰る途中、泣きながら男の子が家から飛び出して来て、ママがもの凄い顔して追いかけて行ったのを見たりした。
学校での体罰も法律では禁止だけど、じつはよくある話みたい。


で、
怒られて
ときどき「わーん!」って泣いたりもするんだけど
5分後にはもう、また新しい何かを思いついて
私を呼んで
You see!」って言ってる(笑)

そのよく言えば
開き直り方というか
懲りないところというか
悪く言うと学習しないところなんだけれども
最近の日本にはあんまりいない子なんじゃないかなーと思ったり。

そんな思いもあって私はノーラを怒ったことがなくて
というか私の生温い注意じゃもちろん聞き入れてくれないからなのだけど
ノーラも私が怒らないのを知っているから
数々の悪事を共有してくれる。


     (でもたまにはお手伝いも:ブセラ用に石でミレットを粉にする)



ノーラは私とコミュニケーションをとるのに全然苦労しないくらいの英語ができる。
一度、私が太鼓を叩いていて
音がよく響くから斜めにしていたら
Put it properly! (ちゃんと置いて!)」って言われて
6歳なのにProperlyなんて単語を知っているんだ!ってすごく感動したり。
だからきっと、私がギス語を習得するよりも、ギムイが英語を話すようになるほうが早いんだろうなーとしみじみ思う…



そんなノーラも
所得の低い農民が多い此処らでは非常に珍しく
私立学校に通う、いわばお嬢様。
ウガンダでは公立の学校でも小学校から卒業試験があるから
私立学校なら尚更、これから勉強で忙しくなっちゃうんだろうなぁ

だから今のうちだけ
たくさんやんちゃしちゃえー
と応援してしちゃう◎



ビニール袋をかぶって「あなたの髪みたいでしょー!」と。いやいや、私の髪そんなぺらぺらじゃないって!