9月くらいから、「今年のクリスマスはどうするの?」と同僚たちやファーマーさんに聞かれることが多くなった。
去年はホストファミリーとUgandan wayで過ごしたクリスマス。
それはそれで良かったけれど、今年はどうしようかなーと思っていた矢先、日本の研修時代に知り合ったウガンダ人のエマからお家にお呼ばれいただきました。
今年4月のイースターのときにも訪問したエマ一家。
愉快なことがたくさんあった前回。
今回は一体何が起こるんだろう?とわくわくしながら、カンパラで待ち合わせ。
案の定、エマが登場早々、「ひよこが100羽くらいほしいんだよね」と言い出した。
「できることなら200羽ほしいところなんだけどー」といいながら、入ったお店でひよこ100羽+ドリンカーを購入。
箱が小さすぎて、本当に100羽もいるのか疑問だったけれど、ピヨピヨいってるひよこたちと共にバスに乗り込んで、いざタンザニア国境に近いラカイ県へ。
1箱に50羽入ってるとのこと
ふつうは3時間くらいで着く道だけど、クリスマス前の混雑もあって5時間近くかかってしまった。
エマの家に着く頃にはすっかり夕方だったんだけど、エマの奥さんがおいしい豚肉とご飯を準備してくれていました。
久々のエマ家。ペンキが塗られたり家具の配置が変わったりと、一段とオシャレになってた!
そういえば、あのポスターがない!と思ってたら、
リビングからシャワールームの近くに場所が変わってたけれど、やっぱり柏木由貴もいました(笑)
そんななかエマはというと、久々の実家にもかかわらず頭の中はもうひよこでいっぱいのようで、ひよこ小屋の改修に大忙し。
箱が簡素すぎて、しかもでこぼこ道をオンボロコースターで5時間近く駆け抜けてきたから、何羽かは死んでるんじゃないかと思ったけれど、
さすがはウガンダ生まれ。
みんな元気でした。
1羽ずつ手作業で、エマお手製のにんにく水を飲ませてスタミナを付けて、ついでに数を数えると全部で104羽。
4羽おまけだー!とよろこぶ家族一同。
こうして、ひよこ104羽とともに、クリスマスを過ごすことになりました。
イブの日は、ひよこたちのエサ作りからスタート。
とうもろこしや魚や貝殻などいろいろ混ぜて、できあがり。
でもまだまだ、ひよこ小屋は改修中。
それから近くの街まで買い出しに。
マーケットは人も物も集まって賑やかでした。
肉に魚に野菜やくだもの、お米や油などたくさんたくさん買い込む。
それから家に帰ると、エマの奥さんのグレティが「明日はゴメスを来て教会に行きましょう!」と言って、あれよあれよと言う間にゴメスを着せられる。
ゴメスは、ウガンダ女性の衣装で、主に既婚女性が着るドレス。
ちょっとデザインがデザインなので、作るのはなー…とおもっていたけれど、こんな機会もないと着ない!ということで、教会衣装に決定。
クリスマス当日は朝6時半に起きて、7時すぎに教会へ出発。
7時半からのミサに参加。
ミサは全部ガンダ語でさっぱりだし、おなかぺこぺこで眠いなか、9時まえには終わるかな〜と悠長に思っていたけれど、終わったのはまさかの10時半すぎ…
でも荘厳な教会の雰囲気はとっても素敵でした。
家に帰ってひといきついたあと、クリスマスランチの準備にとりかかる。
エマの長男のロジャーは12歳だけど、なんでもできる。
にわとりだって捌けるんです。
そんなチキンはスパイスといっしょにタンドリーチキンに、そのほかにもたくさんごちそうを準備して、家族みんなで囲みました。
テレビもインターネットもないけれど、おいしい手料理に家族のえがおと笑い声で、とても平和な理想のクリスマスでした。
そしてクリスマスが終わる頃には、ひよこ小屋の改修も無事終わり、ひよこたちも日に日に成長して、羽が大きくなってきました。
こんなに成長が早いなんて、おどろき。
次に訪ねる頃には、おいしい卵を産んでくれてるでしょう!
そんな愉快な、ウガンダで2度目のクリスマスなのでした。