先日、中間報告会を無事に終えて、ちょっと早いクリスマスバケーションを取って弾丸旅行だけれども、ウガンダのお隣の国ルワンダへ行ってきました。
じつは二回目のルワンダ。
前回行ったとき、首都キガリのみのステイだったんだけれども、街並みの綺麗さや行き届いた道路整備、フレンドリーな人々に感動して、隣りの国なのに政府が異なるだけで国はこんなにも変わるんだ、と衝撃を受けた国。
今回は仲良し隊員との気まま2人旅!
ビザがちゃんと予定通り発行されるか心配だったけれど、すんなり入手できたし、
ウガンダ唯一の国際空港、エンテベ空港にて、まさかのオロナミンCが飲めることに感激。
一本2ドルだけど(笑)
そしてわずか45分のフライトでは、飲み物が配られた端からコップを回収されるという荒技を繰り出されて、マンゴージュースを一気するはめに。
そんなこんなで始まったルワンダの旅 Part2、今回の旅の見所は、隠れリゾート地・キブ湖、隊員任地訪問、ニャマタのジェノサイド記念館 の3つ!
① 隠れリゾート地・キブ湖
ルワンダの北西に位置するキブ湖は、対岸がコンゴ。
首都キガリからバスで3時間ほどのまったりスポット。
窓の外には、きれいに整備された畑。
たくさんの丘を越えて、曲がりくねった道を結構なスピードで駆け抜ける。
宿についたころにはすっかり日が暮れてしまっていたんだけれど、おいしいルワンダビールとキブ湖から取れた魚に舌鼓!
宿はRwiza
Villageという、以前に隊員が入っていたというところ。
次の日、あいにくの曇り空だったけれど、きれいな景色と素敵なロッジにまた感動!
そして朝7時にボートトリップの予約をしていたんだけれど、お兄さんが来ず、結局のんびり朝ご飯を食べてお別れなのでした。
あまりゆっくりできなかったのが残念だけれど、やっぱり水辺って落ち着くなーと思ったり。
②隊員任地訪問
ルワンダには同期隊員がいない私ですが、今回はいろんな縁あって隊員の任地を訪ねることができました。
訪ねたブタレとニャガタレという2つの街はどちらもそこそこ大きい街なのもあるけれど、ウガンダの地方都市と比べると格段にきれい。
道路は段差もクレーターのような穴もないスムーズさで、路肩に落とし穴(ウガンダでは多い)もないし、ビニール袋が禁止のこの国ではポイ捨ても少ない。
そしてウガンダでは見たことのない石畳が、まるでヨーロッパ見たいでおしゃれ。
なんていいところなんだー
こんなところで活動できるのを、ちょっとうらやましく思ったり。
活動場所やお家も見せてもらって、ウガンダとの違いに驚愕しつつも、とっても楽しいひとときなのでした。
そしてルワンダ隊員の方々は、現地語のキニアルワンダ語がよく話せていて素晴らしかった!
ウガンダは村に行ってもそこそこ英語が通じてしまうことに加えて、私の住むムバレ地域の言葉マサバ語は首都カンパラでは通じないという言い訳から、マサバ語の習得はすっかりあきらめていたので、現地語マスターなルワンダ隊員が輝いてみえたのでした。
③ニャマタのジェノサイド記念館
キガリからバスで2時間程のニャマタという街。
かわいらしい名前の響きとは打って変わって、約20年前のジェノサイドのとき、この街も例外ではなくたくさんの方が亡くなりました。
虐殺の現場となったカトリック教会が、いまは記念館となっているのを聞いて、訪ねてきました。
前回の旅のとき首都キガリにある記念館は訪ねたけれど、現場にいけなかったので今回は絶対行きたかったところ。
足を運べたのは本当に良かった。
足を運べたのは本当に良かった。
教会の内部には、殺された人々の服が一面に並べられていて、庭の地下へ行くと、数えきれない頭蓋骨と骨が、天井から地面まである高い棚に安置されていました。
なたで頭部を切り付けられて殺された人が多いためか、損傷のある頭蓋骨が多く、こどもと思しき小さな頭蓋骨もたくさんあった。
だれかが来訪者ノートに記した“I cannot find any words."(まるで言葉が見つからない)という表現が、なによりも当てはまる気がした。
どうしてこんなことが起こってしまうのか、どんなに考えても答えは見つからなくて、でもわたしと何ら変わらない”人間”が起こしたことには変わりなくて。
『ホテル・ルワンダ』という、ルワンダ虐殺を扱った映画のなかで、白人のジャーナリストが捉えた虐殺の映像を世界のメディアに流せばこの国は救われる、とルワンダ人の主人公は言ったけれど、それに対してそのジャーナリストは ”彼ら(世界の人々)はこの映像を見ても、「怖いね」と言ってディナーを続けるだけだ” と言っていたのが忘れられない。
こういう無関心が、きっとわたしたちが思った以上に世界に影響しているのかもしれない。
大切なことは、答えがでなくても意識的にスポットライトを当てて、考え続けなくちゃいけない。
そんなことを考えさせられた時間でした。
どうしてこんなことが起こってしまうのか、どんなに考えても答えは見つからなくて、でもわたしと何ら変わらない”人間”が起こしたことには変わりなくて。
『ホテル・ルワンダ』という、ルワンダ虐殺を扱った映画のなかで、白人のジャーナリストが捉えた虐殺の映像を世界のメディアに流せばこの国は救われる、とルワンダ人の主人公は言ったけれど、それに対してそのジャーナリストは ”彼ら(世界の人々)はこの映像を見ても、「怖いね」と言ってディナーを続けるだけだ” と言っていたのが忘れられない。
こういう無関心が、きっとわたしたちが思った以上に世界に影響しているのかもしれない。
大切なことは、答えがでなくても意識的にスポットライトを当てて、考え続けなくちゃいけない。
そんなことを考えさせられた時間でした。
まだまだ虐殺の傷跡は各地にあるし、特に人々の傷は完全には癒えていなくて、完治することはできないのかもしれない。
悲しい歴史を背負っているルワンダだけれども、いまは政府も国民も、国際社会やNGO、そして隊員たちも一丸となって平和を築き上げているのがとても印象的でした。
たくさんの良い出会いにも恵まれて、慌ただしくもとても充実した学び多き旅でした。
たくさんの良い出会いにも恵まれて、慌ただしくもとても充実した学び多き旅でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿