さいきん慌ただしかった理由のひとつが、ビジターがたくさんいたこと。
でもたくさんの人が任地を訪れてくれることは無条件でとても嬉しい。
それが日本人ならなおのこと!
先月末、灌漑システム整備のプロジェクト視察団がわたしの任地にも来てくださいました。
ウガンダの東部地域を中心に、灌漑整備による農業振興をはかるこのプロジェクトは、ウガンダ政府とJICAによって進められています。
幸運なことにわたしの任地ムバレ県ナカロケ郡もプロジェクト地域になりそうで、今回その視察が入りました。
駐在の方も、日本からわざわざ来た方もそれぞれでしたが、一気に6人も日本人が小さなウガンダの村に来たのだから、ものすごく目立った(笑)
前回の雨期では、特に陸稲でチャレンジした農家さんでは残念ながら収穫がほとんどなかったところが多かった。
その理由が水の不足。
雨に頼っている農業だから、雨が降らなくなったとたん何もできない。
湿地帯で日本のように田んぼを作って栽培もできるけれど「きれいに田んぼをつくる」ってことはそう簡単じゃない。
どこを「きれいに」するかが難しくて、ウガンダ人が作る田んぼは水の通り道が上手く確保できていなくて水はけが悪かったり、高低差にムラがあって水が多すぎたり少なすぎたりしてしまう。
でもこのプロジェクトで湿地帯の水の通り道がきちんと確保されて、湿地の高低差が均一になれば、水が通らなくて困ったり、逆に水はけが悪くなったり、あるいは一気に雨が降って種が流れたりとか、そういう心配なく稲作ができるようになる。
もちろん環境に対する配慮もするので、水源もしっかり守られる。
時間もお金もかかるわけだけれど、上手くいくと稲作の効率はものすごく上がるだろうなー。
そんなかんじでたくさん勉強させてもらい、ウガンダの稲作のポテンシャルを感じつつ、
きのうはウガンダ人スタッフによる稲作ワークショップがありました。
やっぱり、彼らの母語でやると集中力も一段と良い。
説得力もぜんぜん違う。
20名あまりが来てくれて、お米の種1kgと育て方を心得ていきました。
参加者は女性が半数以上いて、タウンに近いこの地域では男性が街で働く分、女性が農業を引っ張ってるんだなと実感。
こうやって、スタッフも農民も一緒になって、ウガンダの人たちが稲作に意欲を示しているのは良い傾向なのかもしれない。
すぐには成果はでないけれど、それでも少しずつ、なんだか前に進んでいるみたい。
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