出国まであと17日!
任地ナカロケでの最後の一週間は最後という実感もあまりないまま、パーティーつづきな日々。
ここで過ごした2年間、
嫌なこと、不条理なこと、理不尽なこと…なんだかんだありつつも
こうして別れを惜しんでくれる方々の存在を持てたことはとってもありがたい。
何よりも彼らにとって全く未知な文化を持つ、異質なわたしを受け入れてくれたのはとっても嬉しい。
ファーマーのマゲジは家に招いてくれて、
日頃はほとんど食べていないだろうムケネ(小魚)のスープとポショ、
ソーダにケーキでおもてなしをしてくれました。
彼は子どもが12人もいるので、ソーダを買うお金があったら子どもになにか買ってあげて!と思うけれど、わざわざ準備してくれたという心遣いにとても感謝。
そしてジェームスからは餞別にニワトリをもらう。
両親といっしょに食べてくれ!と言われたけれど、まあ持って帰れないよね。
というわけでリチャードと警備員のおじさんと一緒に、チキンカレーにしておいしくいただきました。
日本に帰ったらこうやってニワトリ捌いたりもしなくなるんだなーと思うと、なんだかへんなかんじ。
そしてリチャードが開いてくれたお別れ会では、フェアウェルも兼ねて自分たちで作ったお米を精米して試食しました。
トラブル続きだった水田プロジェクトだけれど、結果は大豊作。
X-ZIGNAは0.5kgの種から60kg、NERICA6は2kgから170kg、そしてWITA9は2kg植えてなんと260kgも穫れました。
薪でもお米をきれいに炊けるようになった!
見た目がまるで日本のこしひかりのようにまるっこいX-ZIGNAは、見た目に似合わず結構パラパラした食感。
精米機にかけすぎて破砕米になっちゃったWITA9は、小さめで長細い見た目だけれど意外ともっちり。
精米しすぎを免れたNERICA6はちょっと茶色っぽいけど、しっかり水に浸けておくとしっとりする。
他の水稲品種に比べたら味や香りの面では劣るかもしれないけれど、
やっぱり、自分たちで作った!という達成感に勝るものはないなーと実感。
それぞれのお米の良さを味わいつつ、
そして今までの日々に想いを馳せつつ、2年の活動に終止符を打ちました。
2年前、赴任した当初は農業のこともお米のことも本当にさっぱりで、
ウガンダの生活に慣れるのにも精一杯で、
ファーストシーズンは1kgの種から穫れた最大収穫量はたったの5kgだった。
だから自分たちで作ったお米を食べられるなんて夢のまた夢だろうなと思ってた。
でも村人、農家さん、配属先のオフィサー、日本人専門家、そして隊員の方々、
たくさんの人に支えてもらったおかげで、ハッピーエンドを迎えられました。
本当に感謝。
まだまだ報告書やら、もろもろやることがあるけれど、とりあえずはここで一息。
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