2013年3月13日水曜日

War Dance



ウガンダを舞台にした映画はいくつかあって、ツタヤでレンタルもアマゾンで買い物も、日本で簡単に入手できます。
そんな映画のひとつが『War Dance
アフリカの国々が根本に持つ問題に触れているだろうから、ウガンダだけでなく、アフリカにお出かけ予定の方は要チェックな映画!

舞台はつい最近まで反政府軍Lord Resistance Army (神の抵抗軍:通称LRA )が活発に活動していたウガンダ北部地域のある小学校。
この小学校が音楽コンクールに出場するというドキュメンタリー映画。

おととしの夏、ケニアに行くために在日ケニア大使館にビザ申請へ行ったとき、このポスターが貼ってあっておもしろそう〜と思っていた映画。
まさか自分がこの国で暮らすとは思っていなかった!
この映画に出てくる地域は首都カンパラや私が暮らすウガンダ東部とは気候も環境も、住んでいる部族も違っていてとても興味深い。
そしてとても衝撃的なのはLRAの残虐な行為の数々。
子どもたちを誘拐して兵士にしていた彼らは、もう目を覆いたくなるような行為の数々を行った。
子どもたちの負った傷は未だに癒えていないけれど、それでも音楽が、歌が、踊りが、子どもたちの助けになっている。


この映画のなかで、難民キャンプの食料援助のシーンがあって、一人の子が「世界中の人々が、アフリカと聞けばこのキャンプの姿を想像するだろう」というようなことを言っていて、正直そのとおりだと思った。
わたしが「ウガンダに行く」と言ったとき、広大なサバンナと動物たちを想像した人もいれば、こんな先進国とはかけ離れた難民キャンプのような様子を思った人も多かっただろうなと。
でも本当はそんなことなくて。
1日1ドル以下で生活している人がいるのは確かだけれど、一方でベンツやトヨタの車を乗り回す人だっている。
日本じゃ考えられないような大きな悲しみに打ちのめされている人もいるけれど、それはその人の一面にしかすぎなくて。
歌がすき、踊りがすき、楽器がすき、っていう国籍も民族も部族も関係ない、わたしたちと共通な思いだってたくさん持ってる。
ちょっとした想像力でわかることだけれど、それがなかなか難しい。
異文化理解は口で言う程簡単じゃなくて、苦しくて理解し難いこともあるけれど、こういうアートを通すとなんだかすんなり受け入れられる気がする。


それに、伝統芸能の素晴らしさ。
ウガンダでは部族ごとに言語も文化も慣習も違っていて、歌、踊り、リズムにそれが顕著に表れている。
いろんな部族の音楽を楽しめるのもこの映画の醍醐味だし、こうやって彼らのルーツを支える文化や、それを誇りに思う気持ちが着々と子どもたちに受け継がれているのを見るのは、なんだか少しうらやましくもなる。

毎年この音楽コンクールは開催されているみたいなので、今年はぜひとも行ってみたい◎



2013年3月6日水曜日

ベベ・クール




ウガンダの代表的なアーティストの一人、ベベ・クール。
ウガンダ各地でコンサートをしている彼は、去年ムバレに来るといいつつドタキャンして、観客が怒って暴動が起きたほどの人気ぶり。
そんな彼が、今年もムバレに来るらしい…
果たして今年は来るのかなーと言いつつ、行ってきました!


予想はしていたけれど、予定開始時刻の2時間後に着いたにもかかわらずがら空き。


結局予定の3時間遅れで開始…

開始といっても前座が始まっただけで、本人はまだ。
しかも途中で度重なる停電。
それでも辛抱強く2時間爆音ミュージックを聞き続けて、今年もやっぱり来ないかと思ったそのとき!


BEBE COOL登場〜!
正直、顔を知らなかったから隣りに座っていたお兄さんに確認してしまった。
でも普段どんなときも走らないウガンダ人がステージに向かって走っていて、本物なんだなーと実感。
やっぱりプロはなんだかオーラが違うな!


観客もうっとり。
30分くらいしか彼は歌わなかったけど、それでも楽しいひとときでした◎

2013年2月20日水曜日

珍味

「いいものあるから袋もってきてー」
と同僚に言われてもらったもの。


野生のはちみつ!
日曜日に森へはちみつ狩りへ行ったらしく、木にあった蜂の巣をゲットしたみたい。
蜜蝋(はちみつが入ってる八角形の部屋)ごと食べて、ガムみたいな蜜蝋をぺっと吐き出す食べ方もなんともワイルド。
コーヒー、マンゴー、その他いろいろの花から集められた蜜は、真っ黒で味が濃くて、黒蜜のようなまろやかさ!
写真はなんだかグロテスクに映ってるけど、すごくおいしいよ(笑)



養蜂は農民の現金収入を増やす方法として、だんたんウガンダで広がってきているところ。県庁にEntomologistがいて、なんで昆虫学者がいるんだろう?と思っていたけど、つまりは養蜂担当職員のことでした!

( 竹や藁などローカルな材料で作る養蜂箱のワークショップ)

スーパーでも500g/5000Ush(約150円)くらいからムバレ産はちみつが売られてる◎


私の住むナカロケ郡でも少しずつ養蜂農家が増えているけれど、実際にスーパーで売る製品にするには、はちみつを入れる容器が必要で、その買い付けの手間からなかなかムバレタウンには卸せないのが現状。
そして収穫の時に取れる蜜蝋を捨てているからもったいない!
これでキャンドルとかクリームとか、商品ができたらいいのにな〜と模索中*

2013年2月15日金曜日

援助のかたち


気付けば2月も中盤にさしかかり。
あとひと月もすれば、ウガンダに来て半年!わおわおー
そしてひと月もすれば雨期になってお米の栽培が始まります。
私の任地ナカロケ郡は1月の下旬から、次の雨期に向けてお米の種を配るための農民セレクションをしたり、ワークショップの準備をしたりで、活動も少しずつ慌ただしくなってきました。


(農民セレクション:マンゴーの木の下が集会所)


そして先日初めてワークショップをして、種を配った。
一人ずつ、名前を呼んで、種を手渡す。
もくもくと渡して、みんな無言で受け取っていくなか、
一人のおじいさんがにかっと笑って「Wanyala nabi! (どうもありがとう)」と一言。
頑張って育てましょうね!って思いながら渡したのだけれど。




農民の人を集めて私のプロジェクトの説明をするなかで、わたしはお米の種とどうやって育てるかのアドバイスはあげられるけれど、お金や、お昼ご飯や、農業機具、農薬、殺虫剤はあげられません、それでもいいですか?と言って同意してもらう。
けれども「どうして種だけしかくれないんだ、農業機具もほしい」「せっかくここまで来たのにソーダの一本もないのか」「なぜスイーツを用意してないの?」などの声がないわけじゃない。
そんなもやもやした思いをウガンダ人スタッフにつぶやいたら、彼らもやっぱり困っていた。
「私たちが農民の人たちにあげたいのは何も農業機具やソーダやお菓子じゃない、良い農業をしていくための知識や技術なのに。」


(農民を集めてのワークショップ)



ある地区では、世界的にも有名なNGOが援助に入っていて、ワークショップを開く度に参加者へソーダとお昼ご飯を提供する。だからその地区でワークショップをするなら、同じようにお昼ご飯を準備するかお昼の時間にあたらないように調整しなくちゃいけない。さもないと誰も集まらないらしい。


別に物をあげることが悪いわけじゃない。だってそのNGOがお昼ご飯をあげるのも、農民の人たちを支援しようとする彼らの「善意」からくるものだろうし。
だけど、物に捕われてしまって、本当に受け取ってほしいものである知識とか技術がおろそかになってしまうようにも感じる。もちろんきちんと開始時刻に来ている人もいるけれど、お昼ご飯食べたさにワークショップが終わる頃を見計らって来る人だっている。


そんなこともあって、なんだかなーという思いがありながらも、やっぱりしっかりやってくれる人はやってくれるわけで、真面目な人に国籍や人種は関係ない。
そんな彼らに対して私ができることも小さなことだし限られているけれど、私の活動を通してひとりでも多くの人がお腹いっぱいに食べられて、笑顔で楽しい日々を過ごせたらそれでいいなーと思う!



2013年1月19日土曜日

このごろ


水稲が盛んなムバレでは、今はすっかりお米の収穫期。


前にJICAのプロジェクト地域でもあったから、まるで日本の水田のように、綺麗に手入れもされています。


少しずつ活動も軌道に乗り始めてきた今日この頃。
陸稲であるネリカ米の普及が私のミッションではあるけれど、
村落開発普及員は何でも屋さんでもあるから、いろいろやります。
でもとりあえずお米ということで、次の雨期に向けてちょくちょく農家さんのところへ訪ねて行ったりが近頃の主な活動。

農家さんを訪ねると「よく来たよく来たー」と言っていろいろくれる()
アボガドやレモンや、
トウモロコシにサツマイモ、キャッサバなどなど。
アボガドってこんなふうに木になるって知らなかった!

文字通り鈴なり。


そして昨日は途中でサトウキビをもらって齧りながら畑を散策。


同僚が一本食べる間にわたしは一節も食べ終わらず。
サトウキビは甘くてジューシーでおいしいんだけど、固いし口が痛くなる…
同僚二人はサクサク食べてたから、やっぱり小さい頃から食べてると違うんだろうなぁ。


そしてバイクも乗ってるよー!


鶏、ターキー、ヤギに牛の飛び出し注意だけれど、
安全運転実施中!