2013年10月11日金曜日

ゴーヤと大根できました



農家の収入向上策の一環になれば、と始めた野菜栽培。

マーケットで見かけるのはトマト、ニンジン、タマネギ、キャベツとピーマンなど10種類くらいで、しかもどのお店も同じような野菜しか売ってない。
だから新しい種類の野菜を作ったらおもしろいんじゃないかしら、ということでニラ、ズッキーニ、ネギ、オクラ、ゴーヤに大根と、ムバレのマーケットでは見たことがない野菜を栽培することに。

そしてこのたび、ゴーヤと大根が収穫できました!



ニラとズッキーニは見事に芽が出ず、オクラは発芽したのに農家さんが誤って耕してしまい失敗。
そんな失敗があったからこそ、なおさら嬉しい収穫なのでした。

ウキウキとゴーヤの切り方と、大根のおいしい調理法をニャボ(ウガンダ人のおばちゃん)たちに伝授しようとはりきっていたのだけれど。



「全部もって帰っていいよ」とニャボたち。
いやいや、おいしいんだよ、栄養もあるんだよ、と言い含めて、とりあえず一つずつ置いていったけれど。


切ったゴーヤを見て「…。」なニャボたち。


食に対してはとことん保守的なウガンダ人。
新しい野菜を食卓にあげるのは、そう簡単ではないみたい。
ゴーヤの苦さはウガ人がよく食べるスクマウィキ(ケールの一種)と似てるし、大根だってニンジンと見た目が似てるんだけどな。

それでもわたしはわたしで、ゴーヤチャンプルと大根の煮物をおいしくいただけてハッピーなのでした。
このおいしさ、伝わってほしいけれども、まだまだ壁は越えられないなー。


2013年9月29日日曜日

おかえりジャスティンとウガンダウェディング


JICAの研修で日本に行っていたジャスティンが帰ってきました!
もう会ったのっけから「こんにちは〜」「ありがとう〜」「ちょっと待って〜」と日本語のオンパレード。
温泉行った?刺身は食べた?ふとんで寝た?電車に乗った?などなど私の質問攻めにほとんどにイエスで答えるあたり、さすがジャスティン、チャレンジ精神旺盛!
よっぽど楽しかったようで、学びも多かったようで、よかったよかった◎
研修のテーマであった地域開発は、彼が大学時代から取り組んでたトピックだったから尚更。
また日本に行きたい、という言葉を聞いて、とってもハッピーだったのでした。
そしてうちに遊びに行ったら、まさかのウガ飯をお箸で食べるというミスマッチに遭遇(笑)
でも滑るお肉もパラパラのウガンダライスもお箸で食べれるジャスティンに拍手。


わずか20日足らずでこんなにお箸をマスターするなんて、すばらしい。



そんな彼と共通の友人たちが、本日結婚式を挙げました。
初めて、ウガンダ人の結婚式に参加。
ウガンダ人の結婚には、2つの段階あって、はじめに両親や親戚など近しい人に相手を紹介するイントロダクションセレモニーあって、そのあとまた別の日に結婚式が開かれます。
その2つを終えて晴れて結婚したと言えます。
イントロダクションはほとんどの場合、伝統的なウガンダの方法でやるらしい。
新郎が牛やヤギなどを新婦に送るのだとか。
今回わたしが行ったのは結婚式だったので、残念ながらこういうのはなかったのだけれど。

新郎スティーブンと新婦のマリアム。



二人ともクリスチャンだったので教会での式。


たくさんの人が集まって



歌って、踊って、牧師さんの説教、がひたすら繰り返されて3時間半。

さいごに結婚証明書にサインをして、無事に式が終わりました。



終わったーと思っていたら、これから写真を撮りに一流ホテルのガーデンに行くよー、というのでついていかせてもらいました。

曇り空だったのがちょっと残念だったけれど、こんなおふざけ写真もとりながら、



和気あいあいと写真撮影。




ちっちゃい子もばっちりポーズが決まってる。
みんなほんとに写真撮られるの大好きなんだなーと思う。


そんなこんなで、たくさん写真も撮って、めでたしめでたし。
ホテルのあるタウンから村まで戻ってきて、家に帰るかと思いきや、パーティーがあるよ、とのこと。

空き地に大きなイベント用テントが設置されて、赤い絨毯が敷かれて音楽隊もスタンバイ。



5時すぎに始まったこのパーティーではまずケーキカット。



それからご両親のあいさつ、プレゼント贈呈、そして料理ができるまで永遠と続く歌とダンス。。。
もともとランチだったはずの料理は結局6時半ごろにでてきて、食事後、無事にパーティーもお開きとなりました。


長いながーい結婚式、でも始終和やかで歌も踊りも絶えなくて、なんともウガンダらしいセレモニーなのでした。

Happy wedding to Steven and Milliam!

2013年9月25日水曜日

09/25


小学生の頃、クラスに中国人の男の子が転校してきて、難しい中国語の漢字がスラスラ書けて、歌のような発音の中国語が話せるなんて、すごいなーうらやましいなーとのんきに思ってた。
はじめのころは全く日本語がわからなかった彼だけど、子どもには言葉なんかあんまり必要じゃなくて、遊んでいるうちにいつのまにかコミュニケーションができていたりする。
そんなわたしたちのやり取りを担任の先生はとても驚いていて、当時は「なんでそんな簡単なことに驚くんだろう?」と思っていたけれど、異文化のなかで暮らす今、先入観が少なくて、シンプルなコミュニケーションが成り立つ子どもの感覚はすごいなと思うし、とってもうらやましい。

それでもやっぱり言葉が通じないもどかしさは当時からあって、ときどきどうしても言葉で伝えなくちゃいけないことがあると、別の学年にいたバイリンガルの子を連れてきて、中国語に訳してもらっていた。そんな様子が焼き付いていたから、言葉がわかれば人はずいぶん簡単にわかり合えるんだ、って思ったし、なんて便利なんだろう!って感動した。

だから「言葉が通じるのにわかり合えない世界」があるなんて、正直よくわからなかった。
英語が少し使えるようになってからも、話せばわかると思っていたし、実際それでなんとかなることがいままで多かったから。

でも、ウガンダに来て一番最初にあたった壁がこの「言葉が通じてもわかりあえない」っていうことだった。
お互い、英語で言っていることは理解しているはずだけれど、深いところで共通認識が持てない。
だからすれ違いになる。

どうして?なんで?と思いつつ、それでもはじめは一生懸命、わたしがウガンダ人になろうとおもって、彼らの価値観を自分のものにしようと必至だった。
でもそれが辛くて辛くて。

結局、わたしは絶対にウガンダ人にはなれないし、ウガンダ人全員にわたしを理解してもらうのも無理だって気付いた。

異文化はそう簡単に理解できない。
それでも。
わたしの価値観を認めてくれるひとがいて、わたしも彼らの価値観を認めて、少しずつ受け入れていけばそれでいいのかな、って思うようになった。

Agreeできないけれど、へぇ、そんな考え方があるのか、と思うこと。
理解できなくても、受け入れる。

それがこの1年の大きな学び。
それがわかってから、ずいぶん楽になった気がする。


そんなこんなで過ぎてみると早いもので、ウガンダに来て今日できっかり1年。
初めての海外生活。
正直何の覚悟もないまま、慌ただしく出国してしまって、
友人にもらった手紙を読みながら、飛行機の中でちょっと不安に思った、そんな1年まえ。

辛いことも悩ましいことも、いろんな葛藤もあった1年。
でも、どれもこれも日本じゃ向き合ってこなかったものだらけで、すべてが新鮮で。
こんなに濃い1年も人生で初めてだった。
過ぎてみれば、出来事すべてが良いネタになっていて、
おかげさまで毎日楽しく充実している、そんなウガンダ生活。

まだ、活動面では成果らしい成果はあげられていないけれど、笑顔になれるひとが増えるように、できることを少しずつやっていこうかな、というところ。

2年目もますますパワフルにがんばるよー!


2013年9月19日木曜日

アフリカで一番高い場所(登って登って下り坂の巻)



アタック当日は午前2時に起床。
チャイとビスケットを食べて装備の最終確認。
気温の低い高地では、懐中電灯の電池やカメラのバッテリーなどすぐ消耗してしまうので、ヘッドライトの電池を新しくして、手袋も二枚装備、上着は7枚、ズボンは3枚、靴下も3枚でアタック開始!
気温はマイナス5℃。
チューブでお水を飲めるキャメルバックも凍ってしまう寒さ。
暗闇のなかをヘッドライトを頼りに歩きます。
寒いし、息も苦しいし、歩き始めたとたん心が折れそう。
でも落ちてきそうなほどの満点の星空が綺麗で、ゆっくり歩を進めて行く。

そして午前6時。

待ちに待ったサンライズ。

太陽が出たところももちろん綺麗だったんだけれど、太陽がでる寸前の夜と朝とのわずかな境界の時間がとても素敵だった。

それから、あとはひたすら岩だらけの急な坂道を登って行く。



“We are about!” (もうすぐそこだ!) をアヤちゃん(ガイド)は連呼するけれど、そんな雰囲気は微塵もない。
9時をすぎるころになり、頂上から降りてきた登山者たちとすれちがうことが多くなった。
“ Summit was great! Almost there!”(頂上最高!もうすぐそこだよ!)と言うかっこいい白人のお兄さんにそそのかされて頑張って歩くも、やっぱり頂上は見えない。
それもそのはず、最初の目的地は見えている斜面のはじっこなんだから。


見えてはいても、遠い遠い。

登って登って登って…
10:30頃、やっとはじっこに到着。
その名もステラポイント。



標高5739m
なんだか別の惑星に来てしまったんじゃないかというような風景。



ここで少し休憩して、頂上ウフルピークまであと45分の道のり。

もちろん45分では着かないんだけれど。
途中には氷河があって迫力満点、綺麗でした。



ゆっくりゆっくり歩いたけれど、それでも午後1時すぎ、アフリカで一番高い場所、ウフルピークに着きました。



チーム全員で頂上にたどりつけたのが何よりうれしい。
感動を噛み締めて写真撮影をして、いざ下山。

じつは、登りよりもくだりの方が悪夢だった。
10時間近くかけて登った道を、わずか4時間足らずで降りるという暴挙。
午前2時から起きてるから歩きながら眠れる勢いだし、
もう足が生まれたてのバンビみたいにガクガク。
休みたい一心でキャンプにたどり着いたのは午後4時ごろ。
優しい味のパスタのお昼ご飯を食べたら、アヤちゃんから鬼の一言。
「これから下のキャンプ地に移動するよ〜」
ということで、1時間も休まずに3800mのキャンプ地まで下山。
暗い山道を痛い足を引きずって、なにも考えられないまま歩く。
2時間で着くと言われたけれど、バンビの足じゃ3時間かかった。
結局、16時間くらい歩き続けた1日でした。
こんなに歩くことはもう人生でないでしょう。
やっとキャンプに着いて、夕食もそこそこに寝る。

10時間以上、ぐっすり眠った翌朝。
この日は2時間だけ歩いて下のキャンプ地へ。
キャンプに着くなりトランプで大富豪。頂上に行った安心感で、もう何でも楽しくなりました。

そして最終日。
出発前にガイドやポーターさんたち一同が、キリマンジャロの歌を歌ってくれました。



長い長い6泊7日、彼らの支えがあってこその登頂でした。


この登山中に日本で2020年のオリンピックが開催されるというニュースを聞いたので、あと7年後の開催するころ「あ、このニュース、キリマンジャロで聞いたんだ〜」と言うのが楽しみでしょうがない()



前回のエルゴンも今回のキリマンジャロもしかり、山に登ると自然の荘厳さを感じるとともに、日頃自分がとても恵まれていることを実感する。
そしてちっぽけな人間の自分だけれど、一歩一歩進めばアフリカの一番高いところにも行けちゃうんだな、とちょっと驚き。

でも帰国して家に帰って、部屋のなかで大きいゴキブリが3匹も死んでいるのを見て絶叫するあたり、まだまだちっぽけな人間だなーとも感じました。


Thanks a lot climbing members!
Thanks a lot Kilimanjaro!